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製造過程で発生するムダやロスを省いた理想的な原価を計算します。理想的な原価を 計算できるため、実際原価と比較したり原価管理する場合に使用されます。
製造過程で発生するムダやロスを含めた原価計算です。実際の実力値をはかることが できます。
見積原価も標準原価も計算方法は同じです。ただ、見積原価計算は損失を加味してい るといことだけ注意してください。
これまで記載してきたように原価の3要素は、材料費、労務費、経費です。これらは 、直接費と間接費に分けることができます。見積原価計算では、直接費を材料費、間接費 を加工費としてまとめて考えます。
原価の3要素をさらに分解してみます。分解すると以下のようになります。
製造直接費:直接材料費、直接労務費、直接経費
製造間接費:間接材料費、間接労務費、間接経費
見積原価計算では、直接材料費を材料費、直接労務費、直接経費、間接材料費、間接労 務費、間接経費を加工費と呼びます。計算式は以下のとおりです。
材料費=単価×消費量
加工費=加工費レート×時間
前述のように加工費の内訳は、直接材料費を材料費、直接労務費、直接経費、間接材 料費、間接労務費、間接経費でした。加工費レートはこれらの費用の合計を総労働時間で 割ることで求められます。
これまでの計算では単価×消費量で原価を計算していました。コストテーブルは、 それに代わる計算方法です。コストテーブルとは原価に影響を及ぼす要因を表にまとめ 回帰分析したものです。例えば携帯電話の場合を考えて見ます。
重さ(g) | ディスプレイの大きさ(インチ) | 電池容量(mAh) | 価格(円) |
100 | 1.9 | 1100 | 15000 |
150 | 1.7 | 1300 | 10000 |
120 | 2.0 | 1400 | 20000 |
この表の値から回帰分析を行い、計算式を得ます
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